作業療法士になるまでのステップは?気になる情報を詳しく解説します。

作業療法士になるまでのステップ

作業療法士国家試験を受けて合格する

作業療法士になるためには、作業療法士を養成する専門学校や大学などで、3年以上学んで必要な課程を修める必要があります。 その後、作業療法士国家試験を受けて合格すると作業療法士になれます。 作業療法士の国家試験合格率は90%を越えていましたが、最近では人気の職種のため80%代を推移しています。 意外に合格率が高いと思ってしまいますが、専門学校などに入ってきちんと勉強する熱心な人が目指す資格のため、何となく作業療法士になろうかな…といったような曖昧な動機で選ぶ人が少ないことが原因でしょう。 作業療法士の課程を教わる学校によって合格率が大きく変わるので、偏差値だけで判断せず通う学校の下調べが重要です。

作業療法士の国家試験の合格発表は遅い

学校によって作業療法士になるための、課程を勉強する授業の難易度は大きく変わります。 学校を選ぶポイントは実習などが受けられて、資格取得後の就職先で実践力が高いこと、国家試験対策を綿密に行っているところなどです。 作業療法士の国家試験の合格発表は毎年4月上旬です。 そのため合格することを前提に採用されて働きますが、万が一試験に落ちた場合に引き続き勤務できるかどうか確認しておきましょう。 その場合の待遇は「作業療法士助手」となり給料を下げられて、来年度で国家試験を受けることになります。 年々難易度が上がっているので、しっかり国家試験対策をしてくれる学校を選びましょう。 偏差値が高い大学などへ通うよりも、実地訓練も行えるような専門学校へ通う方が合格率は高いです。 作業療法士国家試験の試験範囲は多岐にわたり、決められた期間で効率良く勉強していかなければならないため学校選びが重要なのです。

急速に人気が出た職種で女性の受験も多い

理学療法士と共に人気の国家資格である作業療法士は、理学療法より細やかな方法でリハビリテーションを行うため、男性より力が弱い女性の受験者が多いです。 リハビリテーションに腕力が必須と言うことは無いのですが、患者の趣味や嗜好に合わせて手芸や絵画、書道などを行って回復を目指す仕事内容が人気なのです。 病院によっては、お手玉や布で作った綿入りボールなどを作業療法士が作成するため、女性の方が裁縫に慣れている場合が多いことも人気の一つです。 作業療法士の勉強はコツコツ積み上げて、広い範囲から取捨択一しながら勉強していきます。 そのため試験に強く実際に患者と触れあえる学校選びが合格への鍵となります。